キャリアアップ助成金の「短時間労働者労働時間延長支援コース」は、パート社員や有期契約社員の勤務時間を延長し、新たに社会保険へ加入させた中小企業を支援する制度です。
対象と対象条件
いわゆる「年収の壁」対策として、社会保険加入後も手取りが大きく減らないよう、勤務時間の延長や賃金アップを行う会社が対象です。
支援内容と支給額
1年目は、週所定労働時間を2時間以上延長し、延長時間に応じて基本給を引き上げることで、中小企業は1人40万円、常時雇用30人以下の小規模企業は1人50万円が支給されます。
さらに2年目に、勤務時間を2時間以上追加で延長する、基本給を5%以上引き上げる、昇給・賞与・退職金制度を新たに適用するなどの処遇改善を行うと、中小企業は20万円、小規模企業は25万円が追加支給されます。
つまり、対象者1人につき最大60万円、小規模企業なら最大75万円を受給できる可能性があります。
適用条件と手続き
社会保険加入日の6か月前以前から継続雇用していることや、過去2年以内に同じ会社で社会保険に加入していないことなどの要件があります。
また、社会保険へ加入させる前日までにキャリアアップ計画書を提出することが重要です。
おわりに
「パート社員にもう少し長く働いてほしい」「年収の壁を理由に勤務時間を抑えている社員がいる」という中小企業は、社会保険加入前に活用できるか確認しておきましょう。
