今回は、最も活用されているキャリアアップ助成金(正社員化コース)のポイントをわかりやすくご案内します。
有期・無期の従業員を正社員へ転換すると最大80万円の支援があります。人材確保が難しくなる中で、今「従業員の正社員化」を後押しする助成金として注目されています。
キャリアアップ助成金(正社員化コース)とは?
有期雇用労働者や無期雇用労働者を正社員へ転換した事業主に対して支給される助成金です。
ここで言う正社員には、次の多様な正社員も含まれます。
- 勤務地限定正社員
- 職務限定正社員
- 短時間正社員
「通常の正社員にするのは難しい」「勤務地を限定して正社員化したい」という企業でも活用しやすい制度です。
支給額(1人あたり)
支給額は、対象となる従業員が「重点支援対象者」にあてはまるかどうかで変わります。
1. 重点支援対象者の場合(支給額が高いケース)
- 有期 → 正社員 中小企業:80万円 大企業:60万円
- 無期 → 正社員 中小企業:40万円 大企業:30万円
重点支援対象者とは、以下のいずれかに該当する場合です。
- 雇入れから3年以上の有期雇用労働者
- 雇入れから3年未満で、過去5年間で正社員だった期間が1年以下、または過去1年間に正社員として雇用されていない方
- 派遣労働者、母子家庭の母等、人材開発支援助成金の特定訓練修了者など
雇用が不安定な方の処遇改善につながるため、高めの助成額が設定されています。
2. 重点支援対象者以外の場合
- 有期 → 正社員 中小企業:40万円 大企業:30万円
- 無期 → 正社員 中小企業:20万円 大企業:15万円
加算額(制度を新しく導入する場合)
正社員転換制度を「新たに規定したうえで」転換を行う場合、別途加算があります。
通常の正社員への転換制度または直接雇用制度を新設した場合→1事業所あたり20万円(大企業は15万円)
勤務地限定・職務限定・短時間正社員制度を新設した場合→1事業所あたり40万円(大企業は30万円)
制度を整備しながら正社員化を進める企業には、より手厚い支援が得られる仕組みです。
まとめ:正社員化は「採用」「定着」に最も効果的
正社員化は、従業員の定着向上、採用力アップ、職場の安定化に直結する重要な取り組みです。
- 従業員の定着向上
- 採用力アップ
- 職場の安定化
助成金は最大80万円+加算40万円(合計120万円)にもなり、制度導入の後押しとして大きなメリットがあります。「どの従業員が対象になる?」「制度を新しく作る必要はある?」など、個別の状況に合わせて最適な活用方法をご提案いたします。ぜひお気軽にご相談ください。
