近年、外国人労働者の数が目覚ましく増加しています。厚生労働省が2023年10月に行った調査では、外国人労働者数は初の200万人を超え、前年に比べ22万人増加という勢いを見せています。この背景には、高度外国人材や留学生の増加、在留資格を持つ人々の就労拡大などがあります。そこで今回は、外国人アルバイトを採用する際のポイントについて簡単にご説明いたします。
在留資格とは？
外国人が日本で働くためには、「在留資格」が必要です。これは、60日以上日本に滞在する外国人に対して発行されるもので、アルバイトを雇用する場合には注意が必要です。在留資格には、定住者、日本人の配偶者、永住者、ワーキングホリデービザ保持者、留学生、文化活動、家族滞在など様々な種類があります。
外国人がアルバイトをするためには「資格外活動許可書」が必要な場合も
資格外活動許可書とは、在留資格で許可された活動を行いながら、在留資格以外の活動でも収入を得る場合に取得しなくてはならないものです。外国人が日本でアルバイトをする時、現に持っている在留資格に属さない分野のアルバイトをする場合には、「資格外活動許可書」を取得する必要があります。
採用時の注意点
- 在留資格・資格外活動許可書の確認は必須です。不法就労を防ぐため、採用前には必ず在留資格を確認しましょう。
- 留学生の労働には時間と業種の制限があります。詳細を把握し、ルールを守って雇用しましょう。
- 採用時と離職時には、「ハローワークへの届出」が必要です。手続きを怠らないようにしましょう。
- 日本の法律は外国人労働者にも適用されます。公正な労働環境の提供を心がけましょう。
採用をサポートするサービス
外国人アルバイト採用には、ビザ取得代行サービスや外国人向け求人サイトの活用が推奨されます。これらを利用することで、スムーズに適切な人材を採用することが可能です。
まとめ
外国人アルバイトの採用は、現在の人手不足を解消する上で非常に重要な手段となっています。適切な在留資格の確認と法令の遵守を心がけながら、外国人材の採用を進めていきましょう。