パリ・オリンピックで日本選手たちが輝かしいメダルラッシュを達成し、多くの感動を届けてくれました。
オリンピックが終わり、選手たちの今後の活動が気になる方も多いと思います。
今回は、現役アスリートの就職支援制度「アスナビ」についてご紹介いたします。
現役アスリートの就職支援「アスナビ」とは?
JOC(公益財団法人日本オリンピック委員会)が提供する「アスナビ」は、アスリートと企業を結びつける就職支援制度です。
この制度は、「安心して競技に専念できる環境を求めるアスリート」と、「アスリートを採用して応援することで社内に新たな活力が生まれることを期待する企業」とを結びつけるものです。
2024年3月時点で、約230の企業が400名近くのアスリートを採用しています。
会社の規模にかかわらず利用できる
「アスナビ」は、大企業だけでなく中小企業でも活用可能です。しかも、サービスの利用は無料です。
また、入社準備や活用方法の情報提供、「社内報・ホームページでの活用法」など、さまざまな面でJOCからサポートを受けられます。
給与や賞与などの雇用に関する費用は、企業の規定に従って支給されることがほとんどで、一般従業員と変わりません。
それとは別に発生する「競技活動費」には、海外大会の参加費用やトレーニング施設の利用料が含まれますが、金額は競技種目や選手の競技力によって、数十万円から数百万円と幅があります。
なお、企業は雇用主となるため、アスリートに対して広告や宣伝を目的に契約金を支払うスポンサー(広告主)とは異なります。あくまで雇用主としてのサポートです。
アスリートを採用するメリット
アスリートが持つ「常に高い目標に挑戦し続け、逆境でも決してあきらめない姿勢」「集中力」「礼儀正しさ」、「チームワーク」は、従業員に良い影響を与えるでしょう。
例えば、以下のようなメリットが挙げられます。
- エンゲージメントの向上
- 世界に挑戦する仲間の姿がロールモデルとなり、従業員のモチベーションアップに繋がります。
- 社内一体感の向上
- 「がんばる仲間を社員一体となって応援する」という経験は、社内の絆を深めます。
- 企業認知度の向上
- アスリートがSNSなどで会社のことを発信することで、企業の知名度向上に貢献します。
まとめ
アスリートの雇用は、企業にとって大きなチャンスです。
アスリートの持つ多様な能力を活かすことで、企業はより一層成長し、社会に貢献することができます。
アスナビを利用して、ぜひ新たな一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。