政府は2025年3月、労働施策総合推進法の改正案を閣議決定し、カスタマーハラスメント(カスハラ)対策を企業に義務付ける方針を示しました。カスハラとは以下の3要素を満たす言動です。
- 顧客や取引先などによる言動ものであること
- 社会通念上許容される範疇を超えた言動であること
- 労働者の就業環境を害すること
企業に求められる対策
改正法案により、企業は以下の対応が必要となります。
- 対応方針の明確化と社内周知
- 相談窓口の設置
- 対応マニュアルの整備
- 定期的な従業員研修
まとめ
法律の施行は公布後1年半以内の予定です。具体的な指針は、今後厚労省から発表されます。企業は社会保険労務士等に相談して早めの体制整備を行い、安心して働ける職場づくりを進めましょう。