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【解説】中小企業でのペーパーレス化が進まない現状について

今回は中小企業でのペーパーレス化がなかなか進まない現状について解説します。

 

現在も中小企業の多くは、受発注業務においてファックスを利用しています。

ファックスや紙での作業は手間も多く、転記でのミスも起こりうるため

EDI(電子受発注システム)への転換が理想的です。

 

日本では1970年代からEDI導入が進みました。

しかし大企業中心で、中小企業にはいまだ浸透していません。

全国中小企業振興機関協会によると、

2021年時点でEDIを十分に活用している中小企業は、

わずか12%にとどまっています。

 

原因は発注元企業がそれぞれ独自のEDIシステムを構築しているためだと考えられています。

下請けの中小企業はそれぞれの規格に応じた対応が必要なため、

かえって煩雑な作業になってしまっています。

一度印刷をして自社システムに入力し直すケースも多く見られます。

 

こうした問題を解決すべく、中小企業庁は2016年から共通規格として

中小企業共通EDI」の普及を進めています。

しかしシステム間の利害調整や大企業の経営層の理解が進んでおらず、

いまだ成否は見通せていません。

 

中小企業を含めたペーパーレス化が今後進むか、注目されています。