令和7年度から、両立支援等助成金に「不妊治療及び女性の健康課題対応両立支援コース [PDF]」が新設されました。これは既存の「不妊治療両立支援コース」を見直し、対象と要件を拡充したものです。
対象となる企業
本コースは、不妊治療だけでなく、月経に起因する症状や更年期の心身の不調といった女性特有の健康課題に対応し、仕事との両立を目指して職場環境整備に取り組む中小企業を対象としています。
助成の対象となる取組
以下①~⑥のような制度を就業規則や労働協約に基づいて導入し、実際に従業員が5日(回)以上利用した場合に、事業主単位で助成されます。
- 休暇制度(多目的・特定目的)
- 所定外労働の制限(残業免除)
- 時差出勤制度
- 短時間勤務制度
- フレックスタイム制
- 在宅勤務制度
まとめ
従業員一人ひとりがライフステージに応じて安心して働き続けられる環境を整えることは、企業の魅力向上にもつながります。人材確保や定着を図るうえでも、こうした取組みは今後ますます重要になるでしょう。この機会にぜひ助成金を活用してみてください。