先月、スギ花粉の飛散はピークを迎えました。今年は昨年よりも花粉の飛散量が増え、多くの社員がくしゃみや鼻水、目のかゆみといった花粉症の症状に悩まされたのではないでしょうか。企業としても対策を考えることが重要です。
国による取り組み
環境省・厚生労働省が作成するパンフレットでは、花粉を避ける方法として以下の対策が推奨されています。
- マスクやメガネの装着(顔にフィットするものが効果的)
- 昼前後や夕方など、花粉飛散の多い時間帯の外出を避ける
- テレワークの活用検討(外出を避けるため)
政府は花粉症による労働生産性の低下を防ぐため、柔軟な働き方を含む従業員の花粉曝露対策を推進する仕組みを整備しています。国民病ともいえる花粉症への対策は、企業にとっても取り組むべき重要なテーマです。
企業ができること
経済産業省の「健康経営度調査」結果によると、企業が花粉症対策として実施できる取り組みとして以下が挙げられています。
- 空気清浄機の設置
- 服薬などの対症療法に対する補助・支援
- 花粉症に関するセミナーの実施(薬の服用方法や副作用の理解など)
- 花粉飛散量が多い日の在宅勤務を推奨する柔軟な働き方の導入
特に大規模法人での導入例が多いものの、自社で実施可能な対策を検討することで、社員満足度の向上も期待できます。
花粉症対策は、企業の生産性や従業員の健康に直接影響を及ぼす問題です。適切な対策を講じることで、働きやすい職場環境を整えていきましょう。