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【企業の「雰囲気」を見せることが鍵】SNS時代の就活について

皆さんは普段、どのようにして新卒採用を行っていますか?

従来の就職サイトに求人を載せ、合同説明会を開催するだけでは、もはや不十分かもしれません。なぜなら、今の就活生たちはSNSを通じて企業を知り、その魅力を感じて求人応募に踏み切るというケースが珍しくないからです。

ホームページだけでも、企業の魅力は伝わります。しかし、学生が求めているのは働いている社員たちのもっと「生」の雰囲気や情報です。

そういった情報を伝えるためには、例えば、TikTokやInstagramなどで企業のアカウントを運用してみるという手があります。

今回は、SNS採用マーケティング「エアリク」を運営する株式会社リソースクリエイションが実施した「SNS就活についての実態調査」の結果についてご紹介します。

この調査は、2025年に卒業予定の学生575名を対象に行われたものです。

就活生が重視するのは「会社の雰囲気」

「選考に進むうえで、何を最重要視するか」という質問に対して、63.3%の学生が「会社の雰囲気」と回答しました。

これは「企業理念」(11.0%)や「給与」(6.8%)を大きく上回る結果です。

学生たちは、企業の理念や報酬以上に、実際に働く環境や雰囲気を重視していることがわかります。

したがって、職場の雰囲気や人間関係の良さをどのように伝えるかが、採用成功の鍵となります。

企業のSNSアカウントは必須アイテムになりつつある

「企業のSNSアカウントは必要だと思うか」という質問に対して、89%の学生が「必要」と回答しました。その理由として、

  • ホームページなどでは伝わらない会社の雰囲気を知ることができるため
  • 社風や人間関係が色濃く反映されるものであると考えているため
  • 企業理解が深まる上に、情報をSNSアカウントでオープンにしている会社は、周りの会社と比べて信頼感が高く感じるため

などが挙げられています。これにより、企業は自社の魅力を効果的に発信するツールとして、SNSの運用が不可欠となっていると言えるでしょう。

SNSを見ることで入社意欲が高まる

「就職活動中、企業アカウントを見て入社意欲はどのように変化したか」という質問では、88%が「増した」と回答しています。

企業のSNSアカウントが、単なる情報提供の場ではなく、学生にとっての「企業の顔」として機能していることがわかります。

SNSを通じて感じた親近感や信頼感が、入社意欲を高める効果をもたらしているようです。

SNSがきっかけで企業選考を受けた学生が約半数

「SNSがきっかけで企業の選考を受けたことがあるか」という質問に対しては、約半数(49%)が「ある」と回答しました。

これは、SNSが学生にとっての就職活動のスタート地点として定着しはじめていることを示しています。

企業がSNSを通じて発信する情報が、学生の進路選択に直接影響を与えるようになってきています。

まとめ

今回の調査結果から、SNSが企業と学生を繋ぐ重要なツールとなりはじめていることが明らかになりました。

いきなりTikTokやInstagramを運営し、経営者や社員が顔出しをするのはハードルが高いと思われるかもしれません。その場合は、顔出しなしの会社説明動画を更新してみるところからはじめるのもいいでしょう。ハッシュタグなどを効果的に使えば、就活中の学生層に届く可能性も高まります。

採用活動の成功は、優秀な人材の確保につながり、ひいては会社の発展に直結します。SNSを活用した新しい採用戦略で、企業の未来を明るいものにしていきましょう。