河野太郎デジタル相は、10月13日に現行の保険証を2024年秋メドに廃止すると発表しました。
マイナンバーカードと一体にした「マイナ保険証」に切り替えます。
マイナ保険証「患者」にとっての利便性
マイナ保険証を使うと利用者は、個人向けの専用サイトで診療履歴や薬の使用歴などを簡単に確認できるようになります。
医療機関での診察券の提示も不要です。
転職や引っ越しをしても保険証としてそのまま使い続けることができます。
また、患者の同意があれば医療機関同士で情報が共有され、より適切な治療が受けやすくなります。
マイナ保険証「医療機関」にとっての利便性
医療機関にとっては、患者の保険証番号や氏名、生年月日などの手入力が不要になります。
また、患者が医療保険資格を失っていないかを予約段階で確認が可能です。
マイナ保険証の普及への課題
マイナ保険証が普及するには、高齢者などマイナンバーカードの取得が難しい人への対応が必要だと考えられています。
また、小規模な医療機関でマイナ保険証を使えるようにする設備や体制の整備も課題です。