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【脱・年功序列】管理職登用のスピードを速める方法と背景を解説

グローバル化とDXが進む中、従来の脱・年功序列の波が加速しています。

 

従来の年功制

従来の年功制は「職能等級」が一般的。非管理職が等級を一つずつ上げていくものです。

 

そのため、課長になるまで15年程度かかることも多い制度です。

 

脱・年功制が進む理由

しかし、現代は市場や技術の変化のスピードが、以前とは比べ物にならないほど速くなっています。

 

脱・年功制が進む理由は、従来の年功制ではリーダー育成に時間がかかりすぎることだと考えられています。

 

また、変化に対応できるタイプのリーダー人材がより重要になってきていることも要因の一つです。

 

若手を管理職登用するには?

管理職登用のスピードを速めたい場合には、大企業の取り組みが参考になります。

 

例えば、医療機器メーカー「テルモ」では、等級や勤続年数を問わず課長職を公募する制度を取り入れています。

また、若手社員向けにリーダー研修を実施しているといいます。

 

「リコー」では、等級を5段階から3段階に減らしています。

従来は最短10年ほどかかる課長職への登用が、仕組み上は2年目から可能にしたといいます。

 

課題

脱・年功制の課題は、中高年層の不満を高めることです。

 

対策としては、役職定年の緩和が考えられます。

 

管理職登用のスピードを速めることは、若手登用を意味しません。

年功制を撤廃し、年齢と関係のない人物本位の登用として捉えることが重要だといえます。