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【週休3日制によって学び直しは進むのか】企業が果たすべき役割は

今回は、現在導入が進んでいる週休3日制について、学び直しに焦点を当てて解説します。

 

政府は2021年6月18日に発表した骨太の方針内に、「選択的週休3日制」を促進する旨を盛り込みました。導入を進める目的のひとつが「学び直し」です。時間ができることで、副業や大学院などでのスキルアップを図っています。

 

しかし、週休3日制の導入により、本当に学び直しは促進されるのでしょうか。

 

「時間ができる=学ぶ」ではない

時間ができることが学び直しにつながらない可能性もあることを、リクルートワークス研究所の「全国就業実態パネル調査」が裏付けています。

 

毎年実施している同調査では、2018年に「社会人の学び」をテーマに分析。分析の結果、労働時間が長い人ほど自己学習をする人が多い、という傾向が分かったのです。

 

さらに、自己学習を新たに始めた人の割合は、労働時間が減った人より、労働時間が増えた人の中に多いことも分かっています。

 

【出典】全国就業実態パネル調査|リクルートワークス研究所

 

学ぶ意欲は日々の仕事の中で高まる

上記の調査から、学ぶ意欲は、時間のある・なしではなく、日々の中でいかに高めるかが重要となります。深掘りすると、学ぶ意欲は、日々の仕事の中で高まると言えるでしょう。

 

職場における日々のコミュニケーションや評価制度、キャリアアップできる体制など、意欲を高める場面は職場内に溢れています。

 

学ぶ意欲を高めるためには職場の在り方が重要

選択的週休3日制の導入に限らず、従業員の学ぶ意欲を高めることは、個人のスキルアップや企業成長に欠かせません。皆さまの企業においても、職場の在り方を見直してみてはいかがでしょうか。

 

たとえば、年功序列で上下関係が強い職場であれば、キャリアアップの道が狭くなり、従業員の学ぶ意欲は停滞するでしょう。

 

企業の将来を見据えながら、まずは自社の課題を抽出してみてください。

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