社会保険労務士法人アンブレラ/助成金申請代行専門の社会保険労務士事務所

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【労災が認定されやすくなる】これまでの制度とどう変わる?

今回は、6月22日に厚生労働省が提示した、

「脳・心臓疾患に対する労災認定の報告書(案)」の一部をご紹介します。

 

同報告書がまとまれば、

これまでよりも労災を認定しやすい仕組みが出来上がります。

詳しい内容を見ていきましょう。

 

1. 従来の過労死ラインを超えなくても労災認定されるケースが

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元々の過労死ラインは、

・発症の直近1カ月間における残業時間が100時間

・発症する2~6ヵ月前の月平均残業時間が80時間

が基準となっていました。

 

新たな制度では、上記の残業時間を超えていなくても、

それに近い時間の残業しており、負荷が見られる場合は、

症状と関連性が高いものとして扱われます。

 

2. 休憩時間や心理的ストレスも判断材料に

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新たな制度では、勤務終了から次の勤務開始までの時間が

11時間未満かどうかも判断材料となります。

 

また、休日の数やノルマなどの心理的ストレスについても、

総合的に判断される予定です。

 

今後の労災認定では、残業時間だけで判断されることが少なくなり、

認定されやすくなると見込まれます。

 

3. 新たな制度のはじまりを機に職場環境を見直そう

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労災認定の新たな制度が始まれば、

事業主としては従業員の心理的ストレスや休憩時間などを、

これまで以上に配慮する必要があります。

 

仮に職場内で超過労働による労災が発生した場合、

社内外の信頼を失いかねません。

 

労災認定の新たな制度がはじまることを機に、

自社の職場環境も見直してみてはいかがでしょうか。